エックスサーバの特長(ホームページ運用に関する必要条件)

シェア、契約数について

 

エックスサーバは、レンタルサーバの国内シェアの1割を担う大規模なホスティングサービスです。

 

※「ホスティングサービス」とは、ユーザーが遠隔操作などでサーバを利用することができるサービスのことを言います。

 

契約数は、2015年で個人/法人合わせて13万件超です。

 

2009年時点では契約数は4万6千件超、運用ドメイン数は25万件でした。

 

法人の契約数も順調に伸びているレンタルサーバというのはレンタルサーバ選定においてプラスですね。

 

 

2012年に社名を変更し、社名(エックスサーバー)=サービス名(エックスサーバー)となったことから、近年ますます力を入れている事が分かりますね。

 

今後も長く続くレンタルサーバサービスかと思います。

 

商号変更前の社名は株式会社ベットでした。

 

また、毎年インフラ増強も著しいですね。

 

一例としてネットワークの大幅強化と転送量目安値の大幅緩和や、MySQLサーバのCPU変更、メモリの大幅な増強、ディスクのSSD(冗長構成)化など。

 

 

エックスサーバの特長について

エックスサーバの特長は、作成したホームページを公開、運用するにあたり「必要と思われる機能や条件」が全て有るということです。

 

気兼ねなくホームページの作成と運用に注力できるかと思います。

 

「必要と思われる機能や条件」というのは以下の6つです。

 

 

殆ど障害が発生しないこと

 

これは当然ですね。多くの人にとって、今やホームページは24時間365日見られるのが当たり前との認識になっています。

 

ある意味ハイレベルの要求では有りますが。

 

障害情報はひっそりと発表されることが多いため、よほど大きな障害で無い限りレンタルサーバやVPS(仮想専用サーバ)での障害が大きく取り上げられることはありませんね。

 

しかしながら、障害が100%絶対発生しないシステムは無く、また当然ですが「相対的に見て障害の多い事業者」、「障害の少ない事業者」が有ります。

 

エックスサーバは経験値が豊富なので安心ですね。

 

10年以上の歴史も有ります。

 

またレンタルサーバの障害の種類としては、いずれも稀な事例ですが

 

・2012年のファーストサーバの人為的ミスが原因の障害

 

・さくらのクラウドのような新規ハードウェアに起因する障害

 

・データーセンターの火災

 

などが有ります。

 

また、私が遭遇したサーバ障害で印象に残っているのはRAID1構成(ハードディスクの冗長化方式)だったけどRAIDコントローラ自体の障害でデータが駄目になり、RAIDコントローラ交換後も稼働していたハードディスクからは復旧できなかったという障害です。

 

その時はバックアップイメージから復旧しました。

 

ハードディスクから復旧できなかった原因は、壊れたRAIDコントローラがそれぞれのハードディスクに間違ったデータを書き込んだのかなと思います。

 

あとはWindows Server 2008 R2の497日問題というのも遭遇したような気がします。

 

復旧については、サーバのバックアップ/リストアではARCserve、Backup Exec、昔のWindowsServerであればASR(自動システム回復)、Linuxで無料でやるならdump/restoreなどが多く利用されています。
仮想サーバであればスナップショットから復旧させることも有りますね。

 

VMware vCenterやSCVMMが有れば仮想サーバの管理をより簡単にできます。

 

ロリポップのバックアップはDropMySiteというシステムを使用しています。

 

UI(ユーザーインターフェース)がシンプルで簡単にバックアップが出来ます。

 

そしてエックスサーバではサーバーのデータを毎日バックアップし、サーバーのWEB、メールデータを過去7日分、MySQLのデータベースを過去14日分保持しており、そのバックアップデータは有料でダウンロード可能です。

 

またエックスサーバのRAID構成は全プラン安心のRAID10です。

 

一般的にはRAID10(RAID1+0 ミラーリング+ストライピング)、RAID5(分散パリティ)、RAID1(ミラーリング)を採用しているサーバが多いです。

 

ホットスペア(ハードディスク故障時、代替ハードディスクが現用として動作を開始する仕組み)を実装しているサーバも多いです。

 

さらに一般的な話として耐障害性を高めるのであればWEBサーバは複数台で、手前にロードバランサやリバースプロキシを置いたり、ネットワークは多くの経路上でスタック構成などの冗長化を行っていれば、ある程度安心ですね。

 

サーバのNIC(ネットワークインターフェイスカード、LANアダプタ)のチーミング/ボンディングも耐障害性を高める一助にはなるかと思いますが、サーバ障害の原因がNIC故障と言うのは聞いたことがありません。
サーバ障害自体、頻繁に発生しないかと思いますが、障害の原因で多いのはハードディスク故障、RAIDコントローラ故障、次にマザーボード故障くらいかと思います。

 

だいたいは壊れる前に、監視サーバからWEBサーバへのポーリングやWEBサーバから監視サーバへのSNMPトラップなどで故障の予兆を検知し、それによって故障による影響を抑えられることが多いです。

 

まぁ耐障害性を高めていくとある程度比例して費用も高くなりますね・・。

 

法人のホームページを運用する場合はBCP(事業継続計画)を推進する中などで可用性を向上したサーバ/ネットワーク構成は候補に挙がるかもしれませんね。

 

 

エックスサーバについては、使用開始から今までにおいて障害で困ったことは全然有りません。

 

エックスサーバの稼働率は99.99%以上です。

 

稼働率は可用性(Availability)の指標となるもので、可用性の高い(高可用性)システムのことをHA(High Availabilityな)システムなどと言ったりします。

 

また、サーバを複数台ドッキングしたような形のものをHAクラスタと言います。

 

SLA(サービス品質保証、Service Level Agreement)で稼働率をMTBF(平均故障間隔)やMTTR(平均修理時間)などと併せて明記しているレンタルサーバ会社も有りますね。

 

エックスサーバはSLAや返金保証の類は有りませんが、SLAや返金保証を掲げているレンタルサーバ会社においても、単に障害で停止した時間分を月額金額から割り引くだけの返金保証であることがほとんどです。

 

正直なところ、

 

「月額料金からサーバ停止時間分のみ返金」

 

となる点はレンタルサーバ選定においての重要な判断材料にはなり得ないかと思います。

 

※MTBFとは、システムの稼働時間を故障回数で割った数値です。

 

よって、値が大きいほうが信頼性が高いです。

 

信頼性(Reliability)の指標となるものです。

 

※MTTRとは、一定期間の修理時間の合計を故障回数で割った数値です。

 

よって、値が小さいほど復旧するまでの時間が短いです。

 

保守性(Serviceability)の指標となるものです。

 

※稼働率の求め方は、MTBF/(MTBF+MTTR)です。

 

 

瞬間的なアクセス負荷を想定したサーバであること

Yahoo!ニュースで取り上げられたホームページが、瞬間的なアクセス負荷に耐え切れずに「503 Service Unavailable」等のエラーとなっている事例をたまに見かけますね。

 

自身のホームページがこの状況に陥った場合、多大な機会損失となりますね。

 

無限のトラフィック量に対応できるネットワーク/サーバは有りませんが、やはり瞬間的、バースト的なアクセス負荷を想定して構築されているネットワーク/サーバで運用することが大切です。

 

ちなみにロリポップ ライトプランでサーバ運用時、瞬間的なアクセス負荷が有った際に強制的にアクセス制限をかけられました・・・。

 

このことが有ってから、アクセスが結構有るホームページはエックスサーバへ移転するようにしました。

 

大量のドメインを1つのプランで運用できること

大量のホームページを運用する方には独自ドメインが無制限に設定できるのは重要な点です。

 

※逆に少数のホームページを運用する方においてはこの点は重要では有りませんね。

 

転送量重視でレンタルサーバを選択した結果として、さくらのレンタルサーバの共有プラン(ライトプラン〜ビジネスプロプラン)でアフィリエイトを初めるのも良いかと思いますが、ビジネスプロプランでも独自ドメインは40個までです。

 

今後、本格的に多数のホームページを作る予定であればドメインを無制限に設定できるエックスサーバを最初から契約するほうが良いと思います。

 

また、サブドメインも無制限に設定できます。

 

 

1日あたりの転送量制限に余裕があること

転送量とは、WEBサーバからホームページ閲覧者へ送信されるデータ量です。

 

SSHでの送信/メール送信/FTPソフトでのFTP送信は転送量に含まれません。

 

私のホームページでは、ホームページ閲覧者が画像有りのHTMLページを1ページ見るとその時の転送量は約0.5MBです。

 

画像無しのHTMLページでは転送量は約0.1MBです。

 

※画像のサイズ/画質/ファイル形式や、テキストの量によって転送量は増減します。

 

1人のホームページ閲覧者が画像有りのページを2ページ見ると1MBの転送量、として計算すると、1日1000人のホームページ閲覧者(=ユニークユーザー)が来るホームページの1日の転送量は1000MB(=1GB)です。

 

エックスサーバの転送量(目安値)は以下です。

 

※2015年3月頃以降に各プランとも20GB増えて以下のようになりました。

X10プラン 70GB/日

 

X20プラン 90GB/日

 

X30プラン 100GB/日

 

先ほどのホームページ閲覧者1人で1MBの転送量との仮定をX10プラン(70GB/日)に当てはめると、1日7万人までアクセスしても大丈夫ですね。問題無いレベルかと思います。

 

※同価格帯のレンタルサーバを、転送量だけで比較すると、エックスサーバより転送量制限に余裕があるのはさくらのレンタルサーバです。

 

さくらのレンタルサーバ プレミアムプラン(月額1543円)で120GB/日です。

 

 

ディスクの容量に余裕があること

ディスクの容量(ホームページとメールのデータを格納する場所の大きさ)は、昔はレンタルサーバを選ぶにあたって気にするポイントでしたが、最近はどのレンタルサーバも必要充分以上のディスク容量がありますね。

 

私が初めて借りたレンタルサーバは、エックスサーバでは無いですが2003年頃で、ディスク容量250MB、転送量 30GB/月で月額1000円のサーバでした。懐かしいです。

 

エックスサーバのディスク容量は以下です。

X10プラン 200GB

 

X20プラン 300GB

 

X30プラン 400GB

 

動画や大きなプログラムでも置かない限り、ディスク容量一杯まで使うことは無いと思います。

 

画像ファイルのサイズを確認すると、縦横600ピクセル、PhotoshopのJPEG最高画質保存の写真で0.2MB(=200KB)でした。

 

この場合、200KBx5000枚で1GBです。

 

問題無いですね。

 

 

サポートが良いこと

私はあまりサポートへ連絡することが無いため、サポートは重視していないのですが、初めてレンタルサーバを使用する方にとっては最重要事項の1つかと思います。

 

正直、インターネットサービスを専業や主な事業としていて、且つ最近設立された会社でサポートが良いなと思う会社は少ない印象です。

 

問い合わせ電話番号の表示がない会社、サービスの解約が非常に困難な会社などがざらに有ります。

 

その点エックスサーバは、質問時、回答について早くて丁寧でした。

 

 

以上がエックスサーバのおおまかな特長です。

 

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